恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
背筋シャンと伸びてるし、愛らしい丸顔はそのまんま。


「待たせたな!」


え。


鶴くん、ぎこちない動きで片手を上げた。


しかも、そのしゃべり方……。


うしろでお兄ちゃんが、腹話術のようにしゃべってるし~。


「ぷっ……うくくっ……ぶーっ! なにそれ! 鶴! どーしたっ」


月ちゃん、お腹抱えて顔ゆがませて大爆笑!


やっぱ、月ちゃんも、あれが鶴くんだって、わかったんだね。


隣の当麻くんを見ると、開いた口がふさがらないって感じで、ぽかーんとした顔をしていた。






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