メイドの彼氏はお坊ちゃま!?

恋人

-偶然性のドッキリから約3週間後


あれ以来、私はよくお屋敷の廊下でバッタリ悟に出くわすようになった。

そして、今もそのバッタリ。


「は~な♪」

「あ、悟じゃん!」

「何してんの??」

「ん? 優と私のベットのシーツ換え。」


ってわけで、私は今長い廊下を重めのワゴンを押して歩いていた。


「じゃぁ俺手伝うよ。」

「ホント!? じゃぁヨロシク~☆」


悟以外の男だったらこんな事は頼まないだろう。

悟は力があるから、別に苦もなく運んでくれるから。


ほら、今も片手で余裕で押してる。


「なんだ、こんな軽いのだったの?」

「イヤ、全然軽くないから。」


だってコレ、約1kgだし。


「ってかさ、悟って彼女居ないの?」


今までズット胸に秘めていた謎。


「いない、いない!」

「えぇ~! なんで!!?」


意外~!!!




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