Romance Cutter
―初恋の傷請け負い人 Snow Again―
未恋は、恐怖で顔をひきつらせ、身体を激しく震わせた。
「だっ…誰か!」
未恋は男を押しのけようとするが、その両手首も捕まれ、ものすごい力で押さえつけてくる。
「キス…しよ…」
「いゃーっ!」
未恋がその男に唇を奪われそうになった、その時!
-ゴスン!-
という鈍い音と共に、男は未恋の唇ではなく、砂利のこびりついた地面とキスをし、そのまま気絶してしまった。
「逃げよう!」
未恋は、気付けば誰かに手を引かれて駆けていた。そしてたどり着いた場所。そこは、未恋にとっても見覚えのある、とあるバス停だった。
-逢別ノ橋(おうべのばし)前バス停-
…未恋は丁度四ヶ月前、この町に引っ越してきた。そしてその時、初めてこの町の地を踏んだのが、このバス停だった。
未恋は、ひどく懐かしい思いに包まれながら、その少し冷えたバス停のベンチに腰掛けた。それと同時に、先程の男に襲われた恐怖がぬぐい去られていないせいか、まだ小刻みに身体を震わせていた。
「だっ…誰か!」
未恋は男を押しのけようとするが、その両手首も捕まれ、ものすごい力で押さえつけてくる。
「キス…しよ…」
「いゃーっ!」
未恋がその男に唇を奪われそうになった、その時!
-ゴスン!-
という鈍い音と共に、男は未恋の唇ではなく、砂利のこびりついた地面とキスをし、そのまま気絶してしまった。
「逃げよう!」
未恋は、気付けば誰かに手を引かれて駆けていた。そしてたどり着いた場所。そこは、未恋にとっても見覚えのある、とあるバス停だった。
-逢別ノ橋(おうべのばし)前バス停-
…未恋は丁度四ヶ月前、この町に引っ越してきた。そしてその時、初めてこの町の地を踏んだのが、このバス停だった。
未恋は、ひどく懐かしい思いに包まれながら、その少し冷えたバス停のベンチに腰掛けた。それと同時に、先程の男に襲われた恐怖がぬぐい去られていないせいか、まだ小刻みに身体を震わせていた。