SuKi SuKi
あたしの呼びかけに
振り返った柊くんを見て
周りにいる部員が一斉に静まり
あたしと柊くんに集中した。
……み、見せ物じゃねーぞ!
ドキドキ―――
身体中がそう音をたてている。
「……どーした?」
やっと
柊くんが振り返ってくれたのに
周りの視線が痛すぎて
声を出せなくなっちゃった
って言ったらどうしますか(涙)
うぅ〜…人前はダメ
見られてる中で
何かをするなんて
もっての他だよ!
うぅ~
『ひゃっ……』