アナタの笑顔は私の特権。
「朔楽君のことなんだけど…」


「…俺が分かる限りのことなら。」

「……私のお母さんと事故にあったのは朔楽君のお父さんだよね?」

「…そうっスよ」


すべてを聞く覚悟はできている。
受け止められる。


お葬式には顔を出さなければいけないから、知っておきたい。


お葬式の最中に謝ったって逆効果になるだけだから、終わるまでは朔楽君といるつもり。

そのあとは自分で終止符をうつ。



その覚悟だって出来ているから。


大和君が話した内容は、こうだった…。








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