moment-彼との短い時間-
「ぁっ、私屋上行かなきゃ。
じゃね、沙希」
「うん。じゃねー☆」
沙希は私に手を振る。

ほんと、かわいいな。



ギィ……。
「失礼しまーす…」
私は一応、言った。

「よぉ」
後ろから、北斗の声。

「何?どうしたの?」

「ちょっと目瞑って」
へ…。何で?

ま、とりあえず目を瞑った私。

ちゅっ…。
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