空き瓶ロマンス



「無い無い無い!」


「考えられない!」


「だってお前、おっちょこちょいなんだもん!」


「先輩可愛い!」


「ふっがああああ!」



しかし、私が怒りを見せたところで、


皆「何だ今のは、野良猫の無きマネか」と笑うばかりだった。



こんなふうに、演劇部での私の立場は、今でもよく分からない……。



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