空き瓶ロマンス



下から、今までで一番大きな叫び声が上がる。

私は頭を押さえる事も忘れて、ただ猫を抱いていた。

(頭打ったら、痛いだろうな……)
 


……だけど、少しの間何も考えないで眠れるのなら、


もうそれでもいい……。
 

私は目を閉じて、覚悟を決めた。



ドッ!!――――――………


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