年下の王様
いざ飲みに行ったら藤間先生の体育会系のノリに着いて行けず…。



「南野先生…早めに帰りません?」

「同感です」



2時間我慢して帰宅しました。



もう藤間先生とは飲みたくない…。



そしてなぜか無性に斗和に会いたい…。



お酒飲んだせいかな…。



久しぶりに自分から電話をかけた。



「はい」

「なにしてた?」

「もう寝る」

「飲みに行ってきた…」

「そ」

「相手とか気になんない?」

「別に」



不機嫌だ…。



いつまで引きずってるのぉ~…。



「会って話しがしたい…」

「来週な」

「斗和は寂しくないの?会いたくない?」

「うるせぇから。会いたいって言ったらなんか変わんの?」



変わんないけどそんな言い方しなくてもいいじゃん…。



あたしが斗和に怒ってたのに斗和が怒ってる…。



こんな状況堪えられない…。



「もう別れる…」

「は?」

「斗和の考えてること全然わかんないんだもん!!」



涙出て来ちゃった…。



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