年下の王様
エッチはやっぱり耐えるモノ…。



斗和とした時はあんなに満たされるのに…。



なにも感じない…。



斗和しかダメ…。



あたしの体も心も斗和しかダメだよ…。



「少しはいい顔したら?人形みてぇ…」

「だって気持ち良くないし」

「ははっ、だったらこのままでいい。それとも薬でもやる?」

「やめてよ…」

「陽菜にはしない。お前はキレイでいなきゃ」



あたしに手をあげない。



悪いことはしない…。



半ば強引に求められるだけ…。



斗和が幸せなら、あたしはどうなったっていい…。



早く月曜日になって仕事に行きたい…。



英希といたくない…。



斗和…斗和…斗和…。



「陽菜、そんなに元カレが好きか」

「好きじゃないよ。英希のそばにいてあげる」

「ムカつくんだよ!!なんだよその目!!俺が食わせてやるから仕事やめろ。どこにも行かせねぇ」

「英希なんてなにもできないじゃん!!あたしはやりたいことやってるの!!」

「ガキでも作っか。俺から離れらんねぇようにな?」



ヤダ…ヤダぁぁぁ!!



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