禁断の恋

だめって・・・

直視できないじゃんかっ


「寂しそうな目してたから」

「え??」

「寂しそうな目してた。だから傍にいる。」

「司・・・」

「俺がいるから安心しろって。」


優しい瞳で

わたしの頭を撫でる。


「ありがとう。」

「ほら、早く食おうぜ」

「うんっ」


司といれば

司がいれば

優輝のことを

あの時のことを

忘れられる。


「亜美。」

「何?」

「すっげーうまいっ」


涙が出そうだった。

どうしてそんなに優しいの??


「亜美はしばらく学校休め」

「えっ??」

「そんな状態で行けるわけねぇだろ?無理すんな・・・」


司は冷たいふりしてても

人一倍わたしのことを

人のことを考えてくれる。

優しい・・・

優しい人・・・










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