禁断の恋
冷たい瞳の中で
暖かい瞳を見つけた。
「じゃ~な!!」
「うんっまた来るね!!」
「来るんならなんか持ってこい!」
「え~っ」
「んないやな顔してんじゃねぇよ!!」
自然と頬が緩む。
「翔は何が欲しい?」
「ん~・・・亜美」
はい?
「嘘~、雑誌。欲しい。」
「雑誌・・・かぁ」
どんなの読むんだろう。
「ファッション雑誌みたいなの」
「あーっ了解です!」
「じゃな!!」
最後の最後まで
見送ってくれた翔。
「やっぱ優しい♪」
『姉ちゃん!!』
「オジサン?!」
さっきのタクシーのオジサンがまだいた。
『帰りも送るよ。』
「え?!」
『ほら、早く』
「え、あ。お願いしますっ」