禁断の恋

「ほんとに?!」


瞳を輝かせて


「ありがとっっ!!」


また俺に抱きつく。


「お酒飲もっかっ」


いつもなら

「駄目駄目駄目!!!!未成年よ?!何言ってるの!!」

なんて言って怒る癖して

今日だけは特別にってことで

酒を飲めることになった。


「買い物、行こっか」

「おう」


近くのスーパーに行き、

夕飯の材料と大量の酒を買う。


「姉貴?!こんなに飲めんのか?!」

「当たり前でしょーっ。飲むって言ったら飲むの!!」


いつもと雰囲気が違う・・・

優輝のことだけじゃないような気がして

たまらない。

優輝のことの他に何かを

忘れようとしてる。

姉貴・・・何を抱えてんだ??













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