禁断の恋

2度と

戻れない。

ここは

この空間は

時間は

始まりなのか。

終わりなのか。

1人で

考えても

分からない。


「俺も運命の人ってやついんのかな」


今まで運命なんて思ったこと

亜美しかなかったから。


「早く女と結婚して亜美に自慢してやろーっと」


亜美に見せ付けてやる。

そんなことを思っても

俺は時々

夢を見る。

自分の記憶を

辿るように。

時間を

取り戻すかのように。

まだ俺の心は

曇ってる。

早く太陽見つけて

光浴びねーと

死ぬかもなー


「日本じゃねぇのに日本人っているのかよ・・・」


今更気づいたこと。

俺は結婚するなら

絶対日本人だな。

前から決めてた。


「やべ。結婚してーなら、日本に戻らねぇじゃんか」


うわ。俺バカー。















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