禁断の恋

「ちゅーってして?」

「お姫様が望むのなら。」


お姫様抱っこの状態で

キスをするわたしたち。


『失礼いたしま・・・え?!』

「「あ・・・」」


きっと呼びに来てくれたんだと思う

女性の人が

顔を真っ赤にして。


『あの、あのぉ・・・』

「すいません、お姫様がどうしてもって言うもんですから~」

「なっ!」

『とても仲がいいことで。』


ニコリと微笑んだ女の人。


『そろそろお時間ですよ?』

「はいっ」


魔法にかけられた気分になっちゃう。

一生解けない魔法に

かかっちゃったみたいに。


「さ、行きましょうか。ワガママ姫・・・」

「うるさーい」


2人で歩き出した。

純白の衣装に身を包んで。















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