禁断の恋

5分が経っても亜美は来なかった。

どうしたんだ??

心配になり

部屋から出ようとした時



コンコン


ノック音が俺を刺激させた。


「司・・・??」

「何」


冷たい態度を取ると


「ごめんね??わたしね、あのね・・・」


言い訳を言おうとする。

・・・引っ掛かった♪


「司、わたし学校も大事だって思うのっ・・・だからね・・・」



ガチャリ


扉を開ければ

亜美は泣いていた。


「っ・・・つか、さっ・・・」

「何泣いてんだよ」

「だってぇ・・・」

「ちょっと亜美をいじめてみたかっただけ~怒ってないから」

「・・・な・・・ひどい!!!!!!」


俺に背を向けて


「もう知らない!!!!」


そう言いながらも

その場所から動かない亜美。

どこまでも可愛くて

ワガママなお姫様・・・


「ちょっ・・・」


後ろから抱き締めれば






< 63 / 265 >

この作品をシェア

pagetop