禁断の恋
優輝と愛し合った証拠。
「消えてよ・・・消えてっっっ・・・」
抗っても抗っても無駄なのは分かってる。
消えないものだと分かってる。
でも消えて欲しい。
こんなものいらない。
つけて欲しくないのに。
でも拒否なんてできない。
わたしが弱いから。
弱いから言いたいことが言えないから。
次生まれてくるなら
言いたいことが言える人間に生まれたいな。
「ヒック・・・やだっ・・・こんなのっっ・・・」
ごしごし擦っても残るのは印だけ。
気持ち悪い・・・
気持ち悪い・・・
「消えてよぉっっっっっっ!!!!!」
こんなものっ・・・
あるからわたしは
好きな服が着れない。
明日だって・・・
お気に入りの服なんて着れない。
こんな汚い印見せられない。