私の愛した先生。【完】




そんな気持ちの中、卒業式は始まった。


私は歌を歌う途中、指揮者につられて泣いてしまう。


でも、精いっぱい歌ってみんなに感謝を伝えた。


学校に来るのは今日で最後じゃない。


あとは離任式だってあるし、部活だってある。


だからここで一生のお別れってわけでもない。


でも先生はもうすぐでいなくなる。


そう思うと余計に悲しくなった。




卒業式が終わり退場する時


ドアの前に先生がいてみんなが出るたびにおめでとうを言っていた。


私は恥ずかしくて先生の顔をチラッと見てそらしたけど


先生のおめでとうっていう言葉にまた泣きそうになってしまった。






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