姉×弟
一樹 side


遊園地に着いた。

よし! 今日は夕菜の隣に居れるんだ。

俺が心の中でこんなことを考えていると夕菜が

「どこから周る?」

と聞いてきた。
俺があたりを見回してみると
土曜日だけあってどのアトラクションも列ができていた。
俺は、正直どれでもよかったので
みんなの返事を待っていると

「あれ乗りたい!」

真理子ちゃんが待ち時間1時間と書いてある
ジェットコースターを指差した。

「おー、いんじゃね?」

亮介が言ったので俺も頷いた。
夕菜も頷いたので列に並び始めると
夕菜の手が少し震えていることに気付いた。

あ、夕菜って絶叫系嫌いなんだ。

俺は、小学6年生の頃家族で遊園地に来て
ジェットコースターに乗った後
夕菜が泣いていたことを思い出した。

どうしよう。
俺は悩んだ。
とりあえず前では2人が楽しそうに話しているので
2人に聞こえないように小声で

「つか、夕菜って絶叫系苦手じゃないっけ?」

と聞いた。
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