幸せのQuintet

「恋美」


キョロキョロしていたら有吾くんが私の耳元にきた。



「緊張しなくていいから。ゆっくりして」


そう言って有吾くんは空いてるソファーに座った。



ぶっきらぼうだったけど、その言葉で少し落ち着けた。



「んで、これからどうする？」


一段落して城戸くんが口を開いた。



「海行きたい！」


開口一番に大貴くんが言う。


というかそれしか言ってない気が…ι



「却下」


案の定、歩ちゃんが即答したけど。