幸せのQuintet

緊張と変身

そして---


とうとう運命の日、学園祭の日になってしまった。














「…美、恋美…!」


ハッ…!



私は意識が戻った。



「和香…ちゃん…?」



目の前には和香ちゃんが手をヒラヒラさせていた。



「恋美、どうしたの?さっきからボーッとして」



「えっ…?」


そんなに私ボーッとしてたのかな?



そんな私を見て和香ちゃんは軽く1つため息をついた。


「本当に大丈夫?そんな調子で」


心配そうに私の顔を覗きこむ。



< 213 / 263 >

この作品をシェア

pagetop