幸せのQuintet
「恋美~!練習終わるよ~」
「あ、はーい」
うだうだしていたら、いつの間にか日が沈みかけていた。
「恋美。どうしたの?」
隣にきてしゃがんだ歩ちゃんはプニプニと私の頬をつっついた。
「ほぇ?」
私は変な声が出てしまった。
「うかない顔してる!」
「うん…、人の心って難しいなっと思って」
頭ではわかっているのに体は…声は言うことをきいてくれない。
「恋美…?」
歩ちゃんは少し心配そうに私を見ていた。