あの日に帰りたい〜第二部〜
私は気がつくと自宅のベッドの上に横たわっていた。自転車とぶつかった衝撃で元の世界に戻ってしまったらしい。時刻は夜中の3時、まだ暑いから、冬ではないようだ。身体を動かして起き上がろうとするが、左半身は不自由だ。この世界は本当に不自由だ。
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