幼なじみ

あったかい人≪yui≫




「春姉、入るよ?」
「どーぞ♪」
久し振りに入る部屋。
ちっちゃい頃はよくきてたっけなー。




「優衣ちゃん。あれ、どういうこと?」
「わかんない。涼がいきなり...。」
「優衣ちゃん、あの子となんかあった?」
なんていえばいいの?
レイプされたって...?




春姉は何でも相談できるあたしのお姉ちゃんみたいな存在。
春姉なら信じれる。
でも...涼のお姉ちゃん。
もし涼にばれたら?
もっと遠くにいっちゃう...。





「優衣?誰にも言わないし、助けてあげれるかもしれないよ?」
春姉はたまに優衣と呼ぶ。
そんなとき、春姉はもあたしのこと妹みたいにおもってるのかな...
と感じる。




「あたし...レイプされたの」
「誰に?」
春姉は驚きもせず優しくあたしに尋ねる。
おどろかないの?
引かないの?
軽蔑...しないの?




「さっきの子が...」
「そっか。そんな気したよ」
春姉は優しく抱きしめてくれた。






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