好きすぎた、たぶん。


左腕に違和感を感じて、目が覚めた。



寝てる最中、俺は寝返りをうとうとしたらしいんだけど、左腕が動かない。



その違和感で起きてしまった。



目を開けた瞬間は、寝返りの最中の体勢で、目に映った光景は自分の家の天井。



無意識に違和感を感じた左腕をまだ開ききってない目で見る。



裸の俺の左腕に腕枕をされながら寝てる裸の女がいた。



・・・・・・誰?



・・・・・・・・・あぁ、そっか、昨日。



彼女の方から目線をそらし、ベッドの下に落ちている服を見た。



落ちてる服の中にある俺の服は、別にいつもと変わらない。



女とやった翌朝の光景によくある。



でも、いつもとは決定的に違うものがある。




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