好きすぎた、たぶん。


そんで今詩織ちゃんを助手席に乗せて車を走らせてるとこ。



詩織ちゃんは自分がスタジオに行くことにものすごくためらいを感じてるらしく。



まぁ詩織ちゃんが渡すわけじゃないから、車から降りないけどね。



やっと着いてスタジオの駐車場に車を停めた。



「ごめんね、これ渡してくるだけだから、すぐ戻ってくるからさ。」


「はい・・・」


「この時間俺達しかいなくて、事務所の人も来ないと思うから、大丈夫だよ。」


「・・・はい。」


「待ってて。」



詩織ちゃんの頭を撫でて、車のドアを閉めた。



「お前遅っ。」


「悪い悪い、寝坊してさ。って健吾は?」


「あいつもまだ来てねぇんだよ。」


「あ、そうなん?ま、いいや、これ。」



潤と武司と和樹に譜面を渡した。


< 465 / 880 >

この作品をシェア

pagetop