好きすぎた、たぶん。


「もう大丈夫だよ、お前ら。」


「・・・え?」


「だから、大丈夫だよ、NUTSは。」


「そうっすかね。」


「俺何人のアーティスト見てきたと思ってんの?」


「はぁ。」


「ライブ見りゃわかるもんだよ。」


「そうなんすか。」


「よくやった。すげぇよ、NUTS。」


「ありがとうございます。」


「自信持って頑張れよ、ラストまで。」


「はい。」



バシッ!!



「だから痛いって!!」



また背中を思いっきり叩かれて杉原さんは楽屋を出て行った。



いったー。



強ぇんだよ、ったく。



・・・大丈夫だよ・・・か。



よくわかんねぇし、微妙な根拠だけど、まぁ喜んどくかな。



・・・シャワー行こ。


< 590 / 880 >

この作品をシェア

pagetop