好きすぎた、たぶん。


「ねぇ、詩織ちゃんの夢って何?」


「うーん…夢ですか…?」


「特にない?」


「うーん…でもやっぱり私も音楽が好きだから、それを仕事にするとかは別だけど、でもずっと音楽を好きでいたいです。それが夢です。」


「そっか。」


「夢って言わないですよね。」


「ううん。そんなことないよ。」








好きでいたい




音楽をずっと


好きでいたい




夢をみてた自分を


忘れずにいたい

















「俺と、同じ夢だね。」








< 874 / 880 >

この作品をシェア

pagetop