好きすぎた、たぶん。


「ワンッ!!」



俺の足元に1匹の犬がいた。



なんだ?



・・・首輪してない。



野良犬?



っつーか捨てられたのか。



「捨てられたのか、お前。」



柴犬かな。



ってか子供かな。



まだ小さい。



豆柴?



いや、まだ子供だな。



「ごめんな、他の人探して。」



その犬を撫でて、公園を後にした。



かなり冷たいようだけど、俺に拾ってもらってもたぶん、嬉しくないだろ、あの犬も。



家にいねぇし、散歩なんてまずしてあげられねぇし。



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