眠る心
俺のものにしたい。

俺だけのものに・・・

倒れる二人を優しく包む
ベッド

俺は見つめる・・・

可愛い、あなたを。

「どうすればいい?」

不安な表情で

この俺を見つめる。

潤む瞳・・・

壊しちゃいけない・・・

俺の手が触れる部分が
緊張で、硬く強張る。

その手の感触から
俺にも緊張が伝わって
年甲斐も無く、この胸が
子供のようにドキドキする。

「しゅうちゃん

 優しくして・・・」

そんなにも可愛い瞳で
俺を見ないでくれ

どうにかなりそうだ・・・

「なぎ・・・」
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