眠る心
「・・・ごめん」

貴方は、涙を流す私から
視線を逸らした。

「謝らないで・・・」

私が、貴方の口づけを
受け入れたの・・・

貴方に触れたいと思ったの

もっと、口づけていたい。

そう思った。

この涙はきっと、悲しいから
辛いから流れてるんじゃない

きっと、嬉しいから
流れているのだと思う。

だけど・・・

私は、貴方を思い出せない。

私は、貴方の頬に手を翳した。

「ごめんなさい

 あなたを忘れてしまった
 私を

 どうか許して・・・
 ください」


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