眠る心
「みんな、俺の事を
 心配してくれてありがとう
   
 アユも俺が挫けそうな時
 いつも喝を入れてくれて
 ありがとう」

・・・静寂が戻る。
   
柊雨は、自分が凪子に

どれだけ依存していたか

どれだけ凪子が必要なのか
   
痛い程に思い知る。

全国ツアーを控える柊雨

最近は、度々凪子の病室に
足を運んだ。

ツアーに出てしまえば
地方の時など逢いたくても
逢えなくなる。

その想いを紫季に伝え
彼の了解を得て
凪子との時間を大切に
過ごしている。
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