私の王子様☆
完全に手が止まっていた。

先生が一人一人見ていく。

そして私の番。

「おい。西田。どうした?」

先生が小さい声で聞く。

「この問題がわかんないです・・・」

と言った。

そうすると先生は凄く親切に教えてくれた。

そして終わりのチャイムが鳴った。

「今日はここまで!」

といい先生は教室から出て行った。

「疲れた~!」

私は机に顔を伏せた。

「芽依お疲れ様」

舞はニコッと微笑んで言った。

そうだお礼言いに行かなくちゃ!

「御免!舞!私急用思い出した!すぐ戻ってくるね!」

そう舞に伝え先生の所に走った。

先生さがさなきゃ!

お礼言わなきゃ!

先生どこだろ・・・

音楽室の前の廊下を通った。

居た!

「先生!」

私は先生を呼んだ。

「おぉ!西田どうした?」

先生は振り向き言った。

「あの!数学詳しく教えてくれて有難うございます!」

「あぁ。分かったか?良く」

「はい!」

「なら良かった。」

そういって先生は職員室に戻った。

さっき先生が空を見てたときの顔・・・

何か悲しそうだった・・・

悲しい目をしてた

何か辛いことでもあったのかな?
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