運命
「私、千里が眠ってるときに千里のお母さんから全部聞いたの。」

「・・。」

「2ヶ月前に事故したんだってね・・・」

「・・ごめん・・。事故してもたいした傷とかなかったから美奈に心配かけたくないと思って・・・」

「でもその事故が原因でもう半年しか生きられないんでしょ!?」

「そう・・・らしいね・・・」

「私、嫌だよ!?千里がいなくなるなんて耐えられないっ!!」

「美奈・・・。」


私は、千里と久しぶりに話せて安心したのか不安になったのか抑えていた思いが溢れだしてきた。


「美奈?」


取り乱した私に千里は静かに話しかけた。



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