花歌―ハナウタ
そんなことを思っていると
コンビニの角から手を振りながら歩いてくる男が見えた。



『ごめんなさぃねえ、お待たせして。

ずいぶん若いねぇ』



『そんなことないです。』


『ハハハ、18でしょう?若いじゃない。18で若くないって言ったら僕はどうなるの』



『すいません。』



『緊張しなくていいからね、ほんとに18歳だよね?』


『そうです!』



とっさに答えた。



男は『じゃあ行こうか』


特に身分証を確認することもなく、店に案内した。



(焦ったぁ…)





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