夢風船

一瞬めまいがした。でも、すぐに冷静になれた。ルイのことをうらもうとか、そんなこと思わなかった。ただ、話がしたかった。

「ルイ、どこにいるか知らない?」
私は潤にたずねた。
「山本?・・・あ~。なんかさっき顔色悪くして地下のほうへ行ったけど・・・。何かあってのか?」
「ううん。探してるだけだから!ありがとう!」
ルイ。今行くからね。

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