ニアミス警報【エッセイ】

*デリンジャー@マニアック注意

「デリンジャー」

 名前だけは聞いた事のある人もいるだろう。

超小型の拳銃の事である。

 海外のテレビドラマや映画などで、女性が胸元や太ももからサッと取り出してバン! と撃つ光景を思い浮かべてくれれば解りやすい。

 今では総称として超小型拳銃は「デリンジャー」という代名詞がついているが、もともとはヘンリー・デリンジャーという人が造ったポケットサイズの小型拳銃。

「ジープ」や「セスナ」と同じように、他社のものでも「デリンジャー」と呼ばれるようになった。

 しかし、いくら小型でも自動拳銃は「デリンジャー」とは呼ばれないそうだ。

デリンジャーの実装弾数は1発~2発。

「もしもの時」のための武器だ。

 だがこれが、小さいからといって扱いやすいという訳でもない。
軽くなれば反動もきつくなる。

 強力なカートリッジを使用するデリンジャーだからといって、強いと思うのは間違いだ。

 とんでもない引鉄(ひきがね)の重さと数メートル離れると人間でも当たるかどうかの命中率となってしまう。

 22口径くらいのものが実用的らしい。


※参考資料:「世界のGUNバイブル」笠倉出版社


 因みに、ベリルのアンクルホルスターに仕舞われているのは「デリンジャー」です。
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