もう一度、君と

衝撃

高3になって千早とはクラスが離れた。

つまり卒業まで別々。

しかも階が違うから会いに行かないと校内で会うなんてなかなかないし‥
昼休みだけが唯一会える時間ってやっぱり寂しいなぁ‥‥。


新しいクラスにも慣れた5月。

千早と付き合ってもうすぐ
2年になろうかという頃、
また同じクラスになった亜美が
いつもと違う暗い表情で
私の席に来た。


「瑠楓‥話があるの‥」


何がなんだかわからない。
でもきっと私に関係すること。
そんな気がした‥。


重い足取りで手を繋いで、
でも引っ張るように屋上へ
連れてきた亜美。

よほど話しづらいのか10分経った今もまだ無言。





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