ハフピスライン
みんな解放こそしたが行くあてがないと困っていた。

「トリアイナ様! 私達をカオスワルドに連れ行ってください」
「ルルシー、私に様つけなどいらない。普通に呼んでほしい。それに行くあてがないならみんなカオスワルドに連れて行くつもだがどうする?」

みんなの答えなど決まっていた。全員一致でみんなはこの偽ハーフの村から出て、カオスワルドに行くことが決まった。

様つけを止めてくれるものはいなく、ついこないだまで一緒の牢獄だったルルシーは敬語まで使われ、困った。

みんな絶望的な表情しかなかったハーフ達に喜びの表情が見えたのは嬉しいことだった。
本当に良かった。これも全て魔王、フレイルのおかげだろう。
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