青空キャンパス

ひかり

季節は初夏

入学してから3ヶ月がたった

友だちもでき、アコギサークルに入った、そして塾のバイト

充実という文字であふれていた


そんな日々のなか、


日本の文学 という講義


みつきは友だちの輪で笑いながらも


一人の姿をさがしていた




その人



それは、いつも同じ席に男4人組でかたまっている



黒髪が似合い、
いつも遅刻して後ろからこっそり入ってくる



就職活動、卒論


といった言葉が聞こえてくるから
4回生なのだろう



100人はいるだろう教室のなか


みつきはなぜかその彼から



ひかりのような


今までにない何かを感じ



目が離せなかった

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