依存~愛しいキミの手~
「知美はどのくらい出勤してるの?」


「週4~5日だよ。でも時間は22時~1時で短いの。あ、あすかちゃんが1時上がりなら送り一緒かもね」


知美が嬉しそうに話す。


そんな短時間で、これだけポンポン買えるほど稼いでるんだ…。


「長くやってると時給って上がるもんなの?」


「うーん…人によるかな…?保障が終わってお客さん掴んでないと、下がるし結果残してるなら時給1万近く出るし。私の場合は売上契約。売上から決まった%とバックもらえるから太いお客さん何人かつかんだら、こっちのが断然稼げるよ」


知美が両手の荷物を軽く持ち上げながら教えてくれた。


「でも、私そんなお客さん掴めるのかな…」


「大丈夫だよ。オープンしたばっかでフリーの客入りいいってオーナーが言ってたから」


そう笑いながら話す知美が、すごくキャバクラ嬢らしく思えた。


容姿も文句なし、話しが上手いし聞くのも上手い。だから会話が止まらなくなってもっと話したくなる。


何より、オーラがあるように感じた。


これで、ドレス着て化粧して髪をセットしたらどうなるんだろう…。


キャバクラには知美みたいなのが溢れてるのかな…?
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