依存~愛しいキミの手~
しばらく雑誌を見ていたら、美香がお盆に何か乗せて戻ってきた。


「はい飲んで。」


目の前に出されたのは、あおさと豆腐の浮かぶ味噌汁。


「お酒飲んだ後は味噌汁がいいんだよ」


と、味噌汁をすする美香。

へえー


「いただきます」


出汁がきいていて、すごくおいしかった。


「美香が作ったの?」


「そうだよ。え、意外?」


私は笑いながら頷いてしまった。


「私料理うまいのだけが取り柄だからさぁ」


味噌汁を飲み終わり、タバコを吸いながら美香がユーロビートのCDをかけた。


「私CD聞きながらじゃないと眠れないんだ(笑)うるさかったらごめんね。…さー眠いし寝よう!」


そう言い美香が布団に入ったら5分もしないうちに寝息をたてた。


私はバッグから手帳を取り出し、昨日の出来事を日記に書き始めた。
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