3番目の高度合成数。-年下のキミと-
「あんなイケメンより、自転車を取るなんて……そんなに操(みさお)を立てる彼氏なの?」


 彼氏の言葉に私は少し、キョロキョロとする。会社の人は近くにいないみたい。


「だから、気にしすぎ」

 すかさず、リナにいつもの注意をされてしまう。


 不服そうな顔をリナに向けながら、ちょっと意外だったことを隠した。


 リナの中ではもう大志くんはデートする相手にもなっていないらしい。



 可愛い彼女がいたよって報告したから? それとも高校生だから?


 ま、その方が色々聞かれないで助かるけどさ。




 だって、告白されたなんて知られたら……。
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