3番目の高度合成数。-年下のキミと-

「言えないこと……?」

『いえ、あの……。ただ……父さんを殴っ……ちゃって』


「えぇ?」


 ガタンッと立ち上がった私に、リナが驚いている。


「今どこにいるの?」

『……家の近くです』

「行くから、待っててね」

 そう言って電話を切り、私はリナの方を向いた。


 リナが分かってる、というように頷いて「行っていいよ」と手を振っている。

「ごめん、リナ!! 明日お詫びするから!!」

「ランチ奢って(おごって)ね」

 笑うリナに感謝しながら、お店を飛び出した。




 いつもと違う路線に乗り、大志くんの最寄駅に着く。




 改札を出ながら大志くんに電話しようとすると、道路の向こうのベンチに座っている大志くんを見つけた。
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