好きのキモチ
好きのキモチ






月曜日。


今日もまた、幼稚園に向かう。




「じゃあね、春」


「あぁ。サンキュ」



いつもの通り、挨拶をして教室に入る


「春君。結生ちゃんなら、今日も砂場よ?」


「ありがとうございます」




まぁ、どうせアヤムという奴がいるんだろう



「ッ!!」


ハァ・・・今更何をショック受けてるんだ。

俺は馬鹿か




「フッ」


奪えばいいじゃねぇか

アヤムから、奪えば・・・



俺も、単純な奴だとは気づかなかったぜ



「結生」


「春ッ!おはよー♪」



ドキッ


これか・・・


今日も無邪気に笑顔なんて見せやがって・・・



「アヤム君?」


「なにー?」

< 89 / 92 >

この作品をシェア

pagetop