先生のお望みのまま

「ふわふわっとかほわほわっとかしたのが、とにかく大好きなんです!」




あ〜びっくりした。いや、そんなわけないんだけど、ほら、あんまりがんちゃんが真剣な顔してゴクセンを見て力説するからさ。てっきり、そっちかと…。





あれ?ゴクセン大丈夫?固まってるよ?



「それって仔猫のことですよね…?」



あはは…ゴクセンも考えたのかな?すごい真剣だったもんね。びっくりするよねぇ。大丈夫。ゴクセンはふわふわのほわほわじゃないから。猫以外にこの教室にはいないよ。強いて言えば私のくせっ毛くらい?



そんな微妙な空気に全く気づかないがんちゃんの力説は、ヒートアップしていった。



「もちろんです!大好きなんですがなかなか近よるチャンスはなくって…ほら、犬はうちにもいるから遊んでいるんですけどね。毎日散歩したり、お風呂入れるとそりゃあ大騒ぎで…」



と、止まらない。

< 61 / 117 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop