ヴァンパイア



雪は得意気な顔になり、腕を捲る


「今日は一段と綺麗にしますよ♪!」


雪は丁寧に私の顔を変身させていく。
本当に器用……
執事ってなんでもできるのかしら??


「完成ですよ?………どうですか?」


雪は心配な顔で私に鏡を渡す。


…………。



すごい―――
本当に私っ?!


「ゆ、優美様……?」
「雪はスゴイね!!!自分じゃないみたい!!」


雪は少し照れているのか、頭をかいた。



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