ヴァンパイア



「薫………」



薫はニッコリ笑った。



「大丈夫」



握っていた手をギュっと握られた。



私もそっと、、握り返した。



薫…………





そして、夜会は幕を閉じた。



私のためだけに開かれた。



どれだけの価値があるか、、それを見るために……



私はどんな反応があるんだろう……



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