ヴァンパイア



「……薫……何故私はここに居るの??」

薫は目が真剣になった。

「………僕は優美を助けたんだよ。その現場に僕も居たからね」

え………?
ガタガタと体が震える

「クスクス………僕は殺していないよ。優美の両親とは仲が良いからね」

え………そうなんだ………
「僕がいつものように優美の両親に会いに行こうとしたんだ………そしたら血だらけの優美が居たんだよ」
血だらけ??
………それは私の血?
両親の血??

ふわっ
!?

薫の手が私の頭に触れる



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