離さないでよ。






しばらくすると
バスがきた


バス停前に止まったバスにかんなは乗り込み、

窓際に座った




サ ヨ ナ ラ …




かんなは外を眺めて
涙をながした


バスはゆっくりと
走りはじめた




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